古鷹山【標高394m】〜クマン岳【標高399.5m】(江田島市)
生物研究室が地衣類を探しに行くのに便乗して,西側の能美島の方ではジュラ紀付加体と花崗岩のリーフ接触が見られる状況が,東側の江田島でどうなっているのか確認(結果としては花崗岩しか見られませんでした)。
■巡検スケジュール■ 4/22 広島大学(8:00)→音戸の瀬戸(9:30)→切串港(10:20)→登山口(11:50)→古鷹山(13:0)で昼食→クマン岳(14:55)→切串港(16:30)
切串港
天気が良いが,風が強くて気温は低め,黄砂の影響で景色は霞んでいる。
長谷川に沿ってのぼる途中,川の中(海水の影響下)には小さな魚がいっぱい泳いでいた。
生物研究室の学生さんとともに様々な植物を教わりながら歩みを進める。
登山口のトイレの前で見つけた花は,キランソウだったかな?。
車道から離れて登り始めると,すぐに小用港や倉橋島が見え始める。
岩場では,はりついている地衣類を確認する。
正面に見えるのが古鷹山だと信じて歩いていたが,三角点のある375.7mピークだった。
三角点ピークを越えると,古鷹山に向かって岩場が出現する。
結構な傾斜で岩場を越えていく。
岩場を登りながらも,地衣類の確認は怠らない(そこら辺が地学研究室との違い)
古鷹山
古鷹山の直下に北側に張り出した岩場があり,切串港や広島市内を一望できる。
古鷹山の山頂(と手前の岩に彫ってある)にもかかわらず,後ろにたっている「クマン岳」が目立ち過ぎる。
古鷹山の山頂で記念撮影。麓の海上自衛隊第1術科学校が見える。
遠くに見える飛渡瀬は,干潮時には浅瀬を岩伝いに跳んで渡るくらいの場所だったそうで,江田島と能美島はもともとは別の島だったとの情報あり。
当然,花崗岩が露出している古鷹山の頂上でも地衣類の調査が行われる。
クマン岳
一旦車道に出て,再び登り始めると帆立岩が現れる。
帆立岩からは緩い登りで,あっけなくクマン岳に登頂。西側には厳島も見えた。
東側にはは呉市街と灰ヶ峰を展望できる。
クマン岳からの下り,花崗岩中の貫入岩がきれいな節理を形成していた。