周防大島|田ノ尻浜
山口県の南東部に位置する屋代島と,その周囲に浮かぶ5つの有人島と25の無人島で周防大島町をなす。柳井大島とも呼ばれる。本土側の柳井市とは大島大橋でつながっている。今回は大島大橋を渡ってすぐ東側にある田ノ尻鼻をぐるっと一周する(潮が引いてないと難しい)。
周防大島は,領家変成帯の中でも変成度が高い地域とされ,領家花崗岩が広く分布しているためか,海岸には砂鉄様の堆積物も観察される。
海岸で領家変成岩を観察する。
泥質片麻岩と花崗岩が密接に伴って分布する。
変成度の高いあたりは,白と黒の縞々の片麻岩を観察できる。
貫入と断層と・・・何が起こったのか考えるのが難しい露頭。
北側に移動するとよりなめらかな感じの片麻岩が見られる。
領家変成岩の源岩となっているジュラ紀付加帯中にあった断層が,そのまま変成を受けて花崗岩化しているとされる露頭。
花崗岩中に見られる片理面と周囲の泥質片麻岩とが斜交する。