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20140327

松代鉱山と第三紀層

 三瓶山

大山・石鎚・剣山と登ってきた例年の新入生歓迎登山。今年は三瓶山でしょうと,大田に向かう途中に下見を兼ねて寄ってみましたが,道の側にはまだ雪が残っている状態で,リフトも運行していませんでした。

とりあえず,地産地消ですべて島根県産の食材を使ったという三瓶バーガーなるものを昼食にいただく(これは結構オススメです)。

大田から少し南下して,馬路駅近くの琴ヶ浜海岸で,砂浜を形成している石英粒子の観察。砂を集めているのは,試合に負けた選手・・・

 松代鉱山

今回の巡検の第一の目的は,三瓶バーガーでも琴ヶ浜でもなく,松代鉱山。本来は石膏の鉱山で霰石も産出していたが,昭和40年代にすでに廃業したといわれる。古すぎてすでに場所も不明だったが,運よく近所に霰石の現物を持っていらっしゃる方を発見!し,写真を撮らせて頂いた。透明度が高く,きれいな結晶だった。

近くにある石見銀山には目もくれず,松代鉱山の坑道跡を探していたところ,近所の方が案内してくれたのが写真の坑口。すでに埋まってますが延里鉱山と呼ばれ,松代鉱山と一続きの鉱山であったらしい。

鉱山跡から農道を走っていたところ,マンガのように高く見える三瓶山を発見。

 三紀層

国道9号線を大田から出雲の方に向かっていると,途中波根港のところに大露頭が見られる(右下に移っているのが人です)。きれいに堆積構造なども見られるので,よい場所だなぁ。

その後,“島根地質百選”で紹介されている“小田海岸の貝化石”を見学。

この後見に行く予定だった“日御碕の流紋岩の柱状節理”を犠牲にして,探し回ったもののグリキメリスがいくつか見つかった程度でした。

それでも途中,現生のデルタが形成されている様子を観察できたので,よしとしますか。