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20141004

珪化木巡検(島根県大田市)

今回の巡検は,島根ジオサイト100選のホームページ(http://www.geo.shimane-u.ac.jp/geopark/geosite.html)を参考に,62「久手海岸」と69で紹介されている「仁万海岸の珪化木と旧火道」の珪化木つながりで巡検を行った。

 仁万海岸

今回は、火道と珪化木の観察を目的に仁万の海岸線を歩いた。海岸沿いの崖には、約1500万年前(中期中新世)に堆積したとされる、波多層下部のデイサイト質火砕岩と火道の安山岩質火砕岩が見られる。

海食台として広がっている部分に火道が観察できた。

火道の周りには、グリーンタフという山陰の第三紀層に特徴的な凝灰岩が観察できた。この時代の火山性堆積物が緑色を呈しているのは,海底火山活動による堆積物に含まれる輝石・角閃石などの鉱物が、熱水変質により緑泥石に変化したためとされる。

珪化木までの道のりは思ったより険しい。

珪化木にたどり着くまでに観察できた共役断層(上)と偽礫(下)。

そしてようやくたどり着いた珪化木。

上の写真の珪化木の近くを探すと浜辺の岩石の隙間などにちらほら珪化木が観察できた。

 久手海岸

久手海岸では立木の珪化木が観察できるとのことで、行ってみたが波が強くて全体を観察できなかった。

 大はかや

帰りに「大はかや」というおいしいうな重が食べられるというお店によって、うな重をいただきました。肉厚でとてもおいしかったです。