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20190415

蒜山三座(下見)

蒜山は,岡山県真庭市と鳥取県倉吉市との県境に位置する火山で,通常は上蒜山(1,202m)・中蒜山(1,123m)・下蒜山(1,100m)を総称して「蒜山」または「蒜山三座」と呼ばれる。火山活動の始まりは約100万年前で,約60万年前には活動を停止したとされる。北西に位置する大山(最新の活動は1万7千年前)よりも形成年代は古いが,構成する岩石の成分や特徴は類似しており,形成過程も重複している部分が多いとされる。

ウィキペディア(Wikipedia)より引用

今回は,6月に予定している新歓登山のコース選定と,事前準備やコースタイム,実施にあたっての注意点を洗い出すための下見であるため,上蒜山,中蒜山,下蒜山のグループにそれぞれ分かれて登山を行った。

 上蒜山(1,202m)

11:55 登山開始

牧場内にあるため牛除けが存在する。それをまたいで登山道へ進入する。

登山開始早々「マムシ注意」の看板が・・・。

12:26 3合目までは永遠にきつい階段が続く。歩幅と微妙に合わないためスタミナが削られる。

普段から部活で鍛えられているはずのE川氏も思わずこの表情。

だが登るにつれだんだんと傾斜が緩やかになり、景色もひらけてくる。

13:00 8合目に到達。標高1100mは下蒜山の頂上と同じ標高である。雲がかかっているが奥には大山(鳥取県)が見える。

風が弱く、景色も良いため一度ここでお昼休憩。

13:35 上蒜山登頂完了。8合目から山頂までは再び険しい道のりが続いた。上蒜山は蒜山三座の最高峰であるため、さぞ良い景色が見えるのだろうと思ったのだが・・・。でも頂に立つっていうのが大事だよね、うん。。。さあ、縦走しよう。

縦走開始早々生い茂る草木の中に突入する。足元が見えづらかったため慎重に進んだ。

少し歩くとひらけた場所に出る。しばらくは良い景色を堪能できるが、道幅が狭く景色ばかり見ていては危険なので注意が必要である。

ゴール(中蒜山山頂)を目前に最大の難関が姿を表す。北側斜面であったため雪が想像以上に残っていた。足跡がなかったら危うく遭難するところだった。

 中蒜山(1,123m)

中蒜山の登山口となる塩釜にはレストランや売店,トイレなどが整備されている。

登り始めは,中蒜山のふもとに形成された扇状地に沿って,さわやかな景色の中をゆったりと登っていく。

傾斜がきつくなってくるのは3合目付近から。

6合目を越えたあたりから,山頂に向かってきつい傾斜の斜面が続く。南側斜面で植生が多いため,眺望はあまり良くない。

中蒜山の登山道が蒜山の主稜線と合流するのが9合目。

この付近で,ようやくふもとに広がる蒜山高原の眺望が得られる。

9合目から先は,稜線沿いに移動する。稜線上は4月のこの時期,残雪が溶けて,足下は非常にぬかるんでいた。

中蒜山の頂上。

頂上は開けていて,見晴らしが良い。

中蒜山から見た上蒜山。北側斜面にはかなり雪が残っている。

中蒜山から見た下蒜山。あんなに遠いのか。

 下蒜山(1,100m)

下蒜山の登山口は,犬挟峠近くの岡山県・鳥取県境付近にある。

12:15 登山開始。入り口は前日の雨の影響で地面の状態が悪かった。看板に何やら不穏な警告が・・・

クマの生息地らしい。一人で山を登る前に知りたくなかった事実。

しばらく鬱蒼とした林の中を進む。階段が思っていたよりも長い。

12:40 5合目に到着。ここから一気に見晴らしが良くなる。ここでお昼ご飯を食べることに。

13:10 7合目に到着。この日は天気もよく,北側には日本海も望む事ができた。

13:35 下蒜山登頂!!感動を分け合える仲間がほしい。

山頂からは上蒜山,中蒜山が見える。ちょうど上蒜山のグループも登頂したので,やっほー合戦をしてみた。案外声が届くことに驚く。

腰を休めるベンチが2つ。下蒜山の山頂は開けており,見晴らしも良好であった。縦走前にここで一休み。

縦走を始める。山を下るときは勢いを残したままだと楽。まるでジェットコースターのように駆け抜けた。しかし遠い。そして思いの外高低差があることに気づく。

下ることに夢中で見ていなかったが、しばらくして振り返ってみるとどれだけ下ったかが分かる。中蒜山はこれより更に高いという現実に心折れそうになってしまう。

 おまけ

蒜山に来たからには,美味しい牛乳にソフトクリームを食べて登山の疲れを癒やす必要がある。

注意すべき点は,ジャージーランドの営業時間は17:00まで。

今回はぎりぎり間に合ったが,当日人数が増えたときに大丈夫だろうか?不安がよぎる。