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20211104

倉橋島調査(広島県呉市)

花崗岩中に発達する節理面が、海岸線やリニアメント、斜面の方向などに与える影響について調査中。

玄武岩の柱状節理と異なり、一般的に花崗岩には3方向の節理が形成される。

節理の発達する向きだけではなく、発達する間隔も地形に影響を与えていると考えられる。

写真は、節理が密に発達する所と谷地形が一致する場所。

海岸沿いの場合は、節理が密な場所だけが集中的に侵食され、海食洞などが形成される。

細い岬などで、両側からの海食洞が連結するとみごとなトンネルになる。

島の南東側をリニアメントで規制されて地形が形成されたと考えられる海岸線。

右の島との間をリニアメントが抜けていると考えられる。

花崗岩中に発達する節理も、主要なものはリニアメントに並行し、海岸線を形成しているように感じられる。

島のミニチュアのような地形を発見した。全体としてはリニアメントに沿った方向に伸長する地形を示すが、実際に見られる節理は、島を横断する方向に多数発達している。