世羅〜久井の岩海
昔は山陽自動車道の三原ICで降りてから国道184号で北上していたが，尾道自動車道ができてからは，アクセスが楽になった。
新山（玄武岩ドーム）
世羅町役場の北に位置する新山は，世羅台地と呼ばれる吉備高原面に対応する世羅郡一帯に広がる標高400〜600ｍの台地状の地形から，玄武岩ドームとしてひときわ高く盛り上がっている。
実際，山体が玄武岩でできていることを露頭を観察しながら確認。
転石の玄武岩を割りにかかる猛者たち。
意外に新鮮な玄武岩でできていることが確認できた。
頂上近くにある世羅町森林公園シャンテパルク新山の展望台からは南側の展望が良くなっており，眼下に広がる世羅台地とあちこちに飛び出している溶岩ドームとの地形の差を観察することができる。
久井の岩海
せっかくなので，帰る途中で久井の岩海に見学に寄ることに。
「日本の地質100選」に選ばれたらしく，岩海のでき方を詳しく説明した看板が新設されていた。
各自思い思いに岩海を見学。
岩の底を流れる水の音が聞こえる水音峡。
岩海を構成する礫が玉ねぎ状に風化している様子なども観察できた。