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20170618

須佐

山口県の岩石図鑑(山口地学会編,第一学習社)に須佐層群の泥岩と高山斑糲岩類の貫入関係の記載があったので,実際に露頭を観察するため,見学に行ってみました。

 須佐層群の接触変成帯

山口県萩市須佐では,新第三系須佐層群と山島火山岩が,新生代の高山斑糲岩類に貫入されることで接触変成作用が起き,様々なホルンフェルスを形成している。

戸河内ICを出てすぐの道の駅で腹ごしらえ。

まずは高山岬を目指した。夏至を感じさせる日差しの強さ…汗だくです。

 高山岬では,ロープを頼りに急斜面を下った。ロープが切れないことだけを祈っていました。 

変成温度の低い安山岩が見られた。

須佐のホルンフェルスとして有名な海食崖であるが,実際のところは,変成作用をあまり受けていない須佐層群の砂岩・頁岩の互層である。

海食崖の奥に見える露頭では,接触変成作用の程度が強く、様々な変成温度のホルンフェルスを見ることができる。しかし,断崖絶壁に阻まれ,たどり着くことはできなかった。