桂島〜中海の大根島の溶岩隧道
午前中は島根町の桂島で溶岩噴出物の見学。午後からは,中海の大根島に移動して,溶岩トンネルの見学。
桂島
島根ジオサイト100選(出雲地方)のホームページhttps://www.geo.shimane-u.ac.jp/geopark/katsurajima.htmlが参考になります。
今回のお目当ては,溶岩ドームの水平断面が見られる露頭。桂島には橋を渡ってアクセス。
橋を渡って島に近づくと,ドーム状の構造が見えてくる。
露頭では水平方向に入る層構造と,間に挟まる柱状節理が発達した層で構成されている様子を見ることができる。
全体としては,半球状のドーム状となっているように見える。
海水浴場をこえて北東の半島に向かうと,こちらでは堆積岩相を観察できる。
大根島(竜渓洞)
大根島は約20万年前に島のほぼ中央にある大塚山の火山活動によって誕生したといわれている。竜渓洞は昭和8年(1933年)、道路工事の際に偶然発見されたもので、龍神様の住みかになぞらえて命名された。自然観察指導員の方に事前連絡を入れれば見学可能となっている。
溶岩トンネルの入り口付近は,日が差し込むためコケが生えている。
洞窟の一番奥では,床にポホイホイ溶岩の痕跡が見られる。
洞窟の天井には,溶岩がまだ液体だったときのしずくの痕が残る。