阿蘇・九重連山
悲願の阿蘇・久住巡検がついに実現。2015年以来の今回の巡検では、活火山や火山地形の様子、2016年4月に起こった熊本地震による被害がどのように現れているかを観察してきた。
1日目 阿蘇山見学
午前7時に大学を出発し、昼食など休憩を挟みながら火山博物館に午後2時に到着した。
阿蘇山の火口は2015年の巡検時と同様に噴火警戒レベル2であったため、今回も杵島岳に登り火口を観察することにした。
14:45 杵島岳山頂(1321m)到着
阿蘇山の火口から水蒸気がモクモク出ていた。ついに阿蘇山の火口が見れて一同感動!
そのまま杵島岳を尾根伝いに歩くことにしたのだが・・・
大きな土砂崩れの痕跡が見られた。2015年の巡検時には見られなかったことから、2016年の熊本地震によって引き起こされたものあると推察できる。
そのまま杵島岳の北西部に歩を進め米塚を観察した。米塚にも以前と変化が見られた。
以前には見られなかった火口を取り巻くような円状の地割れが起こっていた。これもまた熊本地震の影響だろうか。
ドローンでの撮影を試みた後、東に歩を進めると・・・
阿蘇山 withミヤマキリシマ
美しい。
16:45 下山完了
疲れを癒すためのソフトクリームを食べるためには17時までに下山しなければならなかったため途中早足になりながら下山したが、急いだ甲斐があった。
阿蘇ミルクがとても濃厚で舌触りが優しい。うまい!
ソフトクリームを堪能し、翌日の朝食・昼食の調達を済ませていたら日が暮れてしまう直前となったが大観峰に立ち寄った。
外輪山を一望し阿蘇のカルデラの巨大さを実感した。
はんなりおやど 龍泉閣
20:15 お宿に到着(写真は公式HPより引用)
現地に行くまで気づかなかったが、なんと2017年の生地合同巡検の時に利用したお宿と同じ温泉街に立地していた。さらにこちらでは24時間入浴可能の温泉がある上に、お宿の隣を流れる川では大量の蛍を見ることができた。蛍の見頃が20:30~21:00ということでドンピシャのタイミングで宿に到着することができ一同大満足であった。
2日目 九重連山登山
8:00 牧の戸登山口到着 登山開始
まるで地学研究室のメンバーが増えたかのような1枚。本当は手前の2人以外は別団体。
いつかこんな大人数で登山する日がくるといいなあ・・・。新歓巡検が楽しみである。
8:35 沓掛山到着
遠くが少々霞んでいるが、ここでも結構綺麗な景色を眺めることができる。
途中ふと空を見上げると、とても綺麗な巻雲が現れていた。これぞ、ザ・巻雲!
10:00 久住分れ付近のひらけた平らな場所で軽食&トイレ休憩
休憩を終え、久住山山頂を望む一向。さあ、登るぞ!
10:40 久住山山頂(1786.5m)到着
絶景をバックにキメるH森氏。突然のキメ顔に近くで見ていたお姉さんに爆笑されていた。
ここからはひたすら九重連山を縦走しまくることに! まずは九重連山最高峰の中岳を目指す。
火口湖を発見!久住山からは確認できなかったため、中岳を目指さなければ見ることができなかったであろう。水が澄んでいてとても綺麗だった。
11:50 中岳山頂(1791m)到着
やはり最高峰からの景色は最高であった。ドローンによる撮影を試み、素晴らしい景色の撮影に成功した。そしてここで昼食休憩にしたのだが、景色も風通しも良くとても晴れた気分で昼食を摂ることができた。
12:30 天狗ヶ城山頂(1780m)到着
星生山と三保山を結ぶ尾根沿いには噴気孔が見られた。
13:45 星生山山頂(1762m)到着
これにて縦走は終わり。1750m越えの山々を4つも縦走し疲労もピークに差し掛かっていた。山頂で小休憩を挟み下山開始。
15:00 下山完了
この日も登山後のソフトクリームを堪能した。ミルクの濃厚さを味わえるソフトクリームも美味だったが、ヨーグルトとブルーベリーのミックスソフトもさっぱり感のコラボレーションが絶妙であった。
星生温泉(展望露天風呂 山恵の湯)
15:45 星生温泉到着(写真は公式HPより引用)
登山の疲れを癒すべく、九重連山を一望できるという星生温泉に立ち寄ることに。露天風呂では公式HPで載せられていたような写真の景色を本当に眺めることができた。硫黄を用いた湯が多く、素晴らしい温泉であった。大満足である。
謝辞
最後に・・・
本巡検を企画し冊子の作成までしてくれたにも関わらず、バイトの代わりが見つからなかったせいで来ることができなかったH谷氏にはこの場をお借りして御礼を申し上げます。タイムスケジュールやコースの掲載が特に素晴らしかったです。ありがとうございました。