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20231017

瀬野-八本松

瀬野八(せのはち)とは,山陽本線八本松駅と瀬野駅間(10.6km)の通称であり,様々な事情により最短ルートで敷設したため,八本松駅は山陽本線の駅の中で最も標高の高い場所にあり、瀬野駅から22.6パーミル(1km進むと22.6m標高が上がる)という急勾配が続ことで有名。

そのため,蒸気機関車の時代から現在でもなお貨物列車の運行に,補助機関車を連結する必要のあるボトルネック区間とされ,現在でも広島から岡山方面に向かう貨物列車の後ろには桃太郎と呼ばれる補機が付き、前と後ろで協調運転をすることで、この急勾配を乗り越えていく。

今回は,前回2018年の調査終了地点である瀬野川と熊野川との合流地点から調査を開始して,瀬野川に沿って上流から下流へと河床堆積物の特徴の変化の観察が目的である。

 瀬野駅集合

集合は瀬野駅南口に9時。本来は3年生の授業であるが,約12kmを歩く長距離実習に苦行スイッチの入った研究室メンバーも参加。

早速,国道沿いを熊野川との合流地点に向かって八本松側へ移動する。

 熊野川との合流地点

およそ2km歩いて,熊野川との合流地点に到達。

(左が八本松から流れてきた瀬野川で,右が阿戸の方から流れてきた熊野川)。

早速,河川敷に降りて,礫径の調査を開始。

いろんなサイズの礫が転がっているので,現状をどのように調査・把握すべきか,という点からスタート。

 上瀬野1丁目付近

心なし合流地点より礫径が大きくなったような。。。

 瀬野川小学校

瀬野川小学校の前あたり。

往復で4km程度を経過して,歩き方に疲れが見えてきた。

岩棚橋の下流側に堰があり,その上流と下流側で堆積物の粒径が大きく異なる。

堰の下流側。

 瀬野駅付近

瀬野駅周辺では,河川敷に歩道が整備されていて,歩けるようになっている(行き止まりになっているけれども)。

行き止まりをものともせず,石積み擁壁をよじ登って突破しようとする人たち。

国道2号線と交わる所。

2号線バイパスの開通で,交通量が減ったとはいえ,歩道のない道は危険。

これまでで最も大きな3m近くの礫を発見。

これまでの調査地点と異なり,山の斜面が迫っているので,側面から落下してきた礫では?という結論になりました。

 解散

ここまでで時間切れ。当初は中野東や安芸中野駅まで歩いて,電車で帰ってくる予定でしたが,

集合した瀬野駅でそのまま解散ということになりました。

およそ3時間半で,8kmを歩きました。お疲れさまでした。