槍ヶ岳
今年も北アルプス登山のシーズンに。今年は昨年流れてしまった槍ヶ岳にリベンジ。事前の天気予報では下山日は晴れるとのことだったので、今回は槍ヶ岳から大喰岳、中岳、南岳を縦走するコースで下山することに。
(持参した昼食等の参考)
- 普通くらいの23歳男性:おにぎり×2,パン×2,ゼリー飲料×2,飲料水1.5 L,その他行動食
- 燃費がよろしくない23歳男性:おにぎり×4,パン×3,ゼリー飲料×2,飲料水1.5 L,その他行動食
1日目
鍋平駐車場に到着(5:15)。新穂高センターで登山届を提出し,登山開始(5:40)。
新穂高ロープウェイ乗り場を通過し,林道に入る。小鍋谷にかかる橋にある進入禁止のゲート(6:00)。
穂高平小屋に到着(6:30)。軽く1回目の朝食を取る。
滝谷出合に到着(8:25)。2回目の朝食。アブに刺されて萎えている人とそれを楽しそうに見つめる先輩。
気を取り直して出発(8:55)。
槍平小屋に到着(9:40)。3回目の朝食。ここではトイレと水を補給することができる。小休憩をとり槍平小屋を出発(9:55)。
槍平小屋で水の補給は最後かと思われたが,槍平小屋と千丈沢乗越分岐の間に最終水場を発見(10:50)。LAST WATERの味がした。気になる人は最終水場まで。
歩き疲れ,力がでなくなるが,ついに北アルプスの山々が見え元気100倍に。千丈沢乗越分岐に到着(12:00)。ここで,1回目の昼食をとる。槍ヶ岳を目指し千丈乗越へ出発(12:15)。
雲が晴れカールが見えると,北アルプスの雄大さを実感する。
疲労がたまる中,険しい道を進む。
千丈沢乗越に到着(12:55)。時折見える槍ヶ岳に歓声が上がる。写真はバックに槍ヶ岳があると思っている人たち。2回目の昼食をとり,そびえ立つ槍ヶ岳へ出発。
今回北アルプスを登っている学生は,2020年の雲で真っ白なアルプスしか知らないので,青空が見えるだけで感極まる。
槍ヶ岳山荘に到着(14:30)。見かけによらずシャイなのか近づくにつれて,槍はほとんど雲に隠れてしまった。
早朝の槍ヶ岳アタックは人が混むと聞いていたので,山荘到着日に山頂へ(15:30)。
3000 m超えの急斜面を鎖や鉄杭を頼りに登る。
槍ヶ岳の一番の難所である,9 mのハシゴ。ハシゴの間に岩が出っ張っていてかけられないところもある。
何も見えないが3180 mの山を登頂した達成感は大きかった。
3000m超えの山荘での夜
ずっと曇っていたが午前3時頃に晴れ,槍ヶ岳がその全容を現す。
月明かりのおかげで槍ヶ岳がはっきりと見える。新月のときはもっと星が見えることだろう。
満月を少し過ぎた月と雲海。
カールと星空。
いつかしてみたいテント泊。
2日目
1日中快晴で心が踊りっぱなしだった。
槍ヶ岳とご来光。清々しい気分で朝食をとる。
雲海が素晴らしい。
富士山まで見えることは珍しいそうだ。この日は下山するまで終始当たり前かのように見えていた。
青空に浮かぶ月と朝日に照らされた槍ヶ岳山荘。
朝食を食べたあと人が多くなる前に晴れた槍ヶ岳に再びアタック(5:30)。
急斜面にかかるハシゴで振り返る学生。
晴れた槍ヶ岳からは金色に光る山荘が見えた。
天気がよく晴れているので,下がよく見えて足がすくむ。
槍ヶ岳の槍。
再び現れた槍ヶ岳の難所。
無事再び登頂(6:00)。
昨日と同じ場所にいるはずだが,見える景色は全く違っていた。
とても言葉にできないので,ぜひ一度足を運んでみてください。
一度山荘に戻り,荷物を整理し縦走開始(6:50)。
山荘に物資を運ぶヘリコプター。
2つ目の3000m峰である,大喰岳まではすぐだった(7:20)。
少し移動し看板の前。
写真を撮り少し休憩したあと,再び縦走再開。
尾根沿いを歩き続ける。
雲海の奥には富士山も見える。なんて高さだ。
天気がいい日の縦走はたまらない。
もう少しで中岳だ。
3つ目の3000m峰,中岳に到着(8:20)。
最高の縦走日和。
軽く2回目の朝食をとり,出発()。
4つ目の3000m峰,南岳に到着(9:30)。近そうで遠かった南岳。
大キレット。写真ではなかなか伝わらないものがある。
アルプスは素晴らしいところだった。
南岳小屋で軽く3回目の朝食をとり,下山(10:10)。
上から見たらあまり分からなかったがとても高いところにある橋である。
不安定な足場を進む。
西尾根のコルで休憩(11:00)。この写真を最後に一時笑顔が消える。
はるか下に見える槍平小屋に向けて,急斜面を一気に1000mほど下る。足場が悪く,朽ちたハシゴなどもあり予想以上に時間がかかった。南岳新道のルートは時間に余裕を持って計画したい。槍平小屋に到着(13:30)。
滝谷出合に到着(15:00)。できたてホヤホヤな滝谷花崗岩。
下山届けを提出し,下山完了(17:30)。
長くてあっという間な2日間だった。
2日目の夜
満点の星空に流れる天の川も忘れられない。