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20180829-0901

奥穂高岳

■巡検スケジュール■
8/29 移動 広島大学→奥飛騨温泉郷栃尾周辺
8/30 登山 上高地→(重太郎新道経由)→穂高岳山荘
8/31 下山 穂高岳山荘→(涸沢経由)→上高地 高山市内宿泊
9/1  調査(悪天候のため断念)移動 高山市内→広島大学

■登山のようすを動画にまとめました■

動画はこちら

 1日目

午前8時20分,広島大学を出発.岐阜県高山市まで長距離の移動のスタート.

途中,倉敷SA・草津SA・多賀SA(昼食)・ひるがのSAで休憩を挟み高山市へ.

恒例となったでかバロ(高山バローショッピングセンター)で買い出しを済ませ,いざ国八食堂へ!

と意気込むものの水曜定休...代わりに高山ラーメンを食し,お宿へ.

お宿は毎年恒例『民宿富久の湯』.お安く快適に泊まれる良いお宿.

(富久の湯公式HPより引用 民宿富久の湯 )

お宿の近くに川沿いの共同浴場があるということで徒歩で入浴へ.

荒神の湯という場所で志として200円で入浴ができる.

温泉で移動の疲れを癒やし,登山に備える.

 2日目

民宿富久の湯を5時50分に出発し,あかんだな駐車場に向かう.

上高地はマイカー規制のためバスを用いて向かうのが主な手段.

往復バスチケットを2050円で購入し,6時20分に上高地に向けて出発.

7時00分,上高地バスターミナルに到着.はやる気持ちを抑え,登山届を提出.

7時10分,上高地バスターミナルを出発.

7時15分河童橋に到着.

これぞ清流.梓川に圧倒される一行.ここから奥穂高と前穂高がみえるはずが...

晴れているとこんな感じ.(2013年撮影)

あいにくの天気ではあるが河童橋にてパシャリと記念撮影.特にテーマはなし.

意気揚々と岳沢登山口に向かう.そばのホテルで朝のティータイムを過ごす方々がなんとも優雅だった.

水の透明度が本当に高い.

7時25分,岳沢登山口を通過.ここから本格的な登山道となる.

岳沢小屋までの途中にある風穴.天然のクーラーは真実だった.周りの岩石までキンキンに冷えてやがるぜ.

天気の良いうちに山頂にたどり着きたいがためにややハイペース.酸素吸引する人の図.

岳沢までたどり着くと岩石がごろごろする景色が見えてくる.

あの沢の先には吊尾根があるはず...

岳沢小屋へ物資の搬入をするヘリコプターが飛んでいた.

9時15分,岳沢小屋に到着.

さてさて,膨らむのを期待してた堅揚げポテトはと...

岳沢小屋の標高は2170m,これは山頂までに破裂するかもしれない...

岳沢小屋で15分程度の休憩,軽食を挟んで再出発.重太郎新道へ.

トリカブト?ソダチ?の間から顔を出す.なんだか爽やかな気分.

重太郎新道のはじめはまだまだ過酷さはない.

ジグザグ道が終わると全身を使って登る道となってきた.

有名なはしご,何が怖いって滑り落ちたら100mは滑落しそうなところ.

10時30分,カモシカの立場に到着.

まだまだ鎖場が続く,森林限界が近づいてきているのを感じる.

11時15分,岳沢パノラマに到着.なんともフォトジェニック.

2時間前にいた岳沢小屋があんなに低いところに...

どこに道があるのかも不思議だが,どんどんと突き進む,風がものすごく強い.

すれ違った下山者は紀美子平で諦めて下山してきたらしい...

12時15分,紀美子平に到着.前穂高にアタックするかどうするか...天候は下り坂...

前穂高への道標が登れと言っている...

しかし大雨に降られるのも嫌なのでアタックは断念.

すれ違ったおばちゃんの『若いからまた来れるよ』が胸にしみる.

ということで奥穂高を目指し吊尾根へ.

稜線歩きはほんとにハラハラする.

12時40分最低コルを通過,奥穂はまだまだガスの中.

ふと振り返ると,前穂のガスはなくなっている.行けばよかったか...

13時が近づくにつれて晴れ間が!!!

奥穂まで晴れてきている.

上高地方面を見渡すと乗鞍岳,焼岳も白んだなかに見える.

岳沢もあんなに下に見えている.

ガスが晴れたのも一瞬ですぐにガスの中に,雷鳥さんこんにちは.

14時15分,奥穂高岳登頂!!!!真っ白!!

山頂は風が強く景色もまったくなかったので,他の登山者と軽く会話を交わし,記念撮影だけ済ませてすぐにあとにする.

さあ,あとは穂高岳山荘へ行くだけ.遭難しそうなくらい視界が悪く,小屋手前の下りのはしごもめっちゃ怖くて,登頂したあとは気が緩んでしまうんだなと実感.

15時00分穂高岳山荘到着.

一息つき,受付を済ます.宿泊者もそこまで多くなく快適な山小屋泊ができそうだ.

16時00分ごろ,後発グループも到着し無事一日目の登山を終える.

今回も山ではいろんな出会いがあった.北海道から穂高と槍を単独縦走しにきた赤いお兄さん.

流暢な日本語を話す陽気な外国の方?お味噌汁をわんこそばのように注いでくれ,若い僕たちをみて

ご飯のおかわりをいっぱい頼んでくれるおばちゃん.50年前から穂高に登ってる強いおじさん.

ものすごく息切れしながらもめちゃくちゃ話してくれるおばちゃんたち.楽しいところだ.

さあ,明日の下山のためにもゆっくり休もうと,一行は19時ごろから就寝に入る.

明日もいい日になればいいな...

なんて気持ちよく寝ようとしていたら.『ぎぃいいいい....ぎぃいいいいい』

お?なんの音だ??小屋がきしんでいるのか...???

ふと周りを見渡すと...寝返りと同時に異音がしていることに気づく.

そう...これはSくんの歯ぎしり...うるさすぎる...笑

そして深夜にはものすごい嵐.今思うと稲光の撮影でもしておけばよかった.

なにはともあれ,明日がいい日になりますように...

■コースタイム■ 
7:10 上高地バスターミナル
7:15 河童橋
7:25 岳沢登山口
9:15 岳沢小屋着
9:30 岳沢小屋発
10:30 カモシカの立場
11:15 岳沢パノラマ
11:45 雷鳥広場
12:15 紀美子平着
12:30 紀美子平発
12:40 最低コル
14:00 南陵の頭
14:15 奥穂高岳山頂
15:00 穂高岳山荘

 3日目

この日は生憎の雨,おまけに予報では荒天とのこと.何もできない.安全に下山するのみ.

ということで5時15分に朝ごはんをお腹いっぱいまで食べ,少しゆっくりして出発.

雨のため写真もなかなか取れず,上高地バスターミナルを目指しひたすら下山.

■コースタイム■ 
6:30 穂高岳山荘
7:15 ザイテングラート
8:00 涸沢小屋
9:20 本谷橋
10:20 横尾
11:20 徳沢
12:10 明神
13:10 上高地バスターミナル
※ 各10分程度の休憩あり

涸沢からは大きな雪渓が見えた.

アルプス限定?のコカ・コーラ(300円)

無事下山をすることができ一安心.上高地をあとにし温泉に.

平湯からはやや離れているがひがくの湯まで行く.なにが良いってうまい棒食べ放題.

マッサージ機も用いて疲れを癒やす.

さて次はエネルギー補給.登山前には定休日で断念した国八食堂で豆腐定食とホルモン定食をいただく.

本日のお宿はOYADO夢の家.

貸し切りの薔薇風呂もあった.

 4日目

4日目のあいにくの天気.予定していた調査も断念し直帰.

午前8時ごろに出発し,午後4時半ごろに広島大学に到着.

全員怪我もなく安全に巡検を終えることができました.

■登山のようすを動画にまとめました■

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