北穂高岳
今年の北アルプスは地研初の北穂高岳へ。槍ヶ岳を眺めながらコーヒーをいただくため,ちょっと3106mまで行きましょう。
■巡検スケジュール■ 10/1 移動 広島大学(8:40)→宝塚北で昼食(12:00)→奥飛騨温泉郷周辺宿泊(19:30) 10/2 登山 平湯(5:00)→上高地(5:25)→涸沢(11:10)→北穂高岳(15:55)→北穂高小屋(16:00) 10/3 下山 北穂高小屋(7:00)→涸沢(10:00)→上高地(16:40)→松本市内宿泊(21:00) 10/4 移動 松本市内→松本城(9:30)→諏訪大社下社春宮(11:20)→星ヶ塔ミュージアム矢の根や(12:00)→木落とし坂(12:50)→和田峠(13:15)→広島大学(0:00)
上高地バスターミナルから涸沢を経て,北穂高岳頂上までの動画はこちら
(持参した昼食等の参考)
- 燃費がよろしくない24歳男性:おにぎり×4,パン×3,ゼリー飲料×2,飲料水1.5 L,その他行動食
- 高山病で食欲不振の教員:おにぎり×2,パン×2,ゼリー飲料×2,飲料水1.0 L,その他行動食
- 食欲モリモリ23歳男性:おにぎり×4,パン×7,ゼリー飲料×2,飲料水2.0 L,その他行動食
- 体力ギリギリ22歳男性:おにぎり×4,パン×2,ゼリー飲料×4,飲料水1.5 L,その他行動食
1日目
午前8時30分頃,広島大学を出発。
途中,吉備SA・宝塚北SA(昼食)・多賀SA・ひるがのSAで休憩を挟み高山市へ。
夕食はもちろん,地研御用達の国八食堂。
豆腐定食とホルモン定食でお腹を満たし,明日へ備える。
今回の宿は蛇紋石の家族風呂付き。
2日目
午前4時45分,宿を出発。5時10分,平湯からタクシーに乗り,5時25分,上高地BT到着。
5:40 晴れている河童橋からの景色を長め,いざ北アルプスへ!雲ひとつない快晴でウキウキ。
6:20 明神到着。7:15 徳沢園到着。軽くご飯を食べて,ウォーキング再開。
8:05 横尾到着。11 kmウォーミングアップはここまで。ここからが登山です。
9:15 本谷橋で休憩。涸沢から降りてきた登山客で登山道が渋滞を始める。
だんだん視界が開けてきて,心踊る。
11:10 涸沢ヒュッテ到着。予定より早く来れたので紅葉を眺めながらラーメンを。紅葉は6,7割らしいが雲ひとつない青空が良い。
12:10 涸沢ヒュッテ出発。
今年は奥穂高ではなく北穂へ!
まずは涸沢ヒュッテを背にひたすら階段風なところを真っ直ぐ登ります。
13:05 クロユリスラブ。ちょっと険しくなってきた。
つづいてガレ場を。
13:45 南稜取付。一つ目のクサリ場,ハシゴです。
ハシゴがあるとちょっと楽しくなる。
北穂高がだんだん本気を出してきます。
穂高岳山荘が同じ高さに見える。
15:20 南陵テラス。あともう少しで山頂だ!
15:35 北穂分岐。ラストスパート。
15:40 少し先に行った学生が北穂高岳登頂。ぎりぎり写っています。
後発部隊をさがせ。
槍の方は雲で隠れてました。
16:00 北穂高小屋到着。山頂から1分です。
たまたま個室でした。部屋の中でもヘルメットは必須。
槍ヶ岳と満天の星が見たかったが,雲でなかなか見れず。涸沢ヒュッテのテントは綺麗でした。
3日目
5:40 ご来光。雲海から出てくる太陽は綺麗でした。
今回も当たり前のように見える富士山。
朝日に照らされる槍ヶ岳。この景色が見たかった。
記念撮影。
朝食後に憧れの北穂高でのコーヒーを。
槍ヶ岳から西穂高まで槍穂高を制覇して満足な院生。
7:10 昨日は撮れなかった槍ヶ岳をバックに山頂で一枚。下山開始です。
南峰の方に寄り道している学部生。
カールを眺めながら下山。
すごいところ登っていたな。
テンション上がってます。
下山のときの方が鎖が長く感じた。
涸沢ヒュッテが大きくなってきた。
涸沢ヒュッテに戻る前に少し奥穂の方へ。
北穂の方より奥穂の方が紅葉していました。
いつもの場所で一枚。
10:15 涸沢ヒュッテ到着。パノラマコースに行きたかったが今回は時間がなさそうなので,ちょっとだけ。
11:55 青ガレ通過。12:20 本谷橋到着。
13:30 横尾到着。よくがんばりました。
14:40 徳沢園到着。ソフトクリームを頂き元気をだす。15:40 道中,猿を眺めながら明神到着。16:30 河童橋到着。帰りのウォーキングは大変だった。それでもまた来年行きたくなるのだろう。北アルプス,北穂高は素晴らしい景色だった。
4日目
松本城
武田信玄が拠点とした松本城。松本では複合扇状地が形成され,湧き出た水を掘の水としているそう。
栗あんしるこで一休み。
諏訪大社
諏訪盆地は糸魚川-静岡構造線断層帯で横ずれ断層運動が生じて形成されたプルアパート海盆。その北の方に位置する諏訪大社(下社 春宮)。社殿を取り囲んでいる御柱は氏子が自主的に建てているようだ。
諏訪大社の近くにある力石。再戦を誓った地学研究室一同だった。
星ヶ塔ミュージアム
星ヶ塔ミュージアムにあった,黒曜石採掘坑を再現したジオラマ。急激に冷えた黒曜石(右下)とゆっくり冷えた流紋岩(左上)。ゆっくり冷えた流紋岩という響きが面白い。黒曜石と流紋岩が接しているところを実際に見てみたいものだ。
水力で回転させる天文観測時計塔である水運儀象台。1092年にこの技術があったことに驚く。
木落とし坂
木落し坂。糸魚川静岡構造線の断層崖であり,諏訪大社の御柱を運ぶ御柱祭では,この坂を柱に乗って駆け降りるらしい。ものすごい角度だった。
和田峠
和田峠付近に落ちていた星糞(黒曜石)。太陽にかざすと透けて見える。縄文人も同じようにかざしたのだろうか。
信州の新そばをいただいて今回の巡検はここまで。15時に諏訪にいるという事実に震え上がる。