広島市安佐南区・安佐北区土砂災害
安佐南区八木３丁目（阿武の里団地背後の渓流）
阿武の里団地では、本来の渓流が堆積物で埋積され、団地に土石流が流れ込んだ。
前に発生した土石流で埋まってしまった本来の流路を外れて、住宅地に向かって土石流が流れ込んだ。
多量の岩屑で埋まった本来の流路。
こちらの渓流でも、土石流が扇状地堆積物（いわゆる過去の土石流堆積物）を削って流れた様子が観察できる。
先の八木三丁目の渓流とはほんの数百ｍしか離れていないが、こちらには花崗岩類は見られず主にチャートや泥などの付加体起源の堆積岩類から構成される。
中流から上は、かなり急勾配の渓床に堆積岩類が露出している様子を観察することができる。
縞状チャートの露頭。
縞状チャートの露頭。
上流部の様子。