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20190320

横波半島

 ひばり食堂

ひばり食堂とは高知県大豊町にある特大のカツ丼が食べられるお店である。

巡検で歩き回るためにはまず腹ごしらえ、ということで

地研公式食堂のひばり食堂に向かうことからスタートした今回の巡検。

11:30に到着するもすでに満席、我々が案内されるまでには後ろには長い列ができていた。

例のごとく、初履修の1名は地研必修単位の「カツ丼大盛り」を注文。

既単位取得者と女性陣は並盛りを。

大盛りは直径約20cm、持ち上げてみるとずっしりと中が詰まっているのが感じられた。

とろっとした卵につつまれたトンカツはコショウが効いていて美味であった。

途中苦しくなってきた後輩O氏を笑う先輩H氏

無事O氏は完食。地研必修単位「秀」獲得となった

 五色の浜

高知県土佐市の横浪半島にある「五色の浜」では、横浪メランジュなどの付加体を観察することができる。

到着したらまずは準備体操を入念に…

しかし潮位を考慮せず巡検日を決定したため、チャートに向かえるかギリギリのライン

潮位の関係でまずはチャートのある南へ急ぐ

五色の浜と呼ばれるだけあり、礫も多彩

南のチャートに向かうには難所を通らなければならない

男性陣2名は難所をクリアできチャートへと進んだが、女性陣と先生は断念し待機。

チャートの壁を見られず無念。

次回は潮位をしっかりと確認しよう

難所を越え進んでいくと、珪質泥岩が現れる

さらに進んでいくとついにチャートとご対面!

チャートの壁はさぞ壮大であったことだろう

チャートを観察した男性陣は急いで戻り、片足を犠牲に難所を越えようと試みるも

H氏両足を持っていかれた様子でこの表情である。いい表情だ。

難所から浜の入り口までの間ではメランジュが観察できる。

泥岩の中に砂岩が取り込まれている。

陸側プレートに付加されるときの圧力と剪断作用によって、元来の層理が著しく乱されている様子も観察できる。

さらにマッドインジェクションと呼ばれる砂に泥が注入された痕跡をもつ岩石も観察された。

浜の入り口から北に向かうとメランジュの北端があり,その先で須崎層が観察できる。

須崎層は先程までのメランジュとは異なり,綺麗な砂泥互層の層理が保存されている。

そして今回、メランジュと須崎層の境界ではないかと考えられる部分を見つけた。

画面中央(写真上辺に並行)の層は層理がはっきりとしており須崎層であるが、

それに対し右斜め上に見える層(須崎層とは層理が平行ではない層)は

層理が不明瞭であることからメランジュではないかと考えられる。

撮影会

太平洋を臨む五色の浜は,瀬戸内とは波の様子がずいぶんと異なる。太平洋の波を背に写真撮影会が行われた。

新被写体T氏

波を操ってそうなH氏

特大カツ丼によりお腹が出ているO氏  

 石灰岩

高知県香南市。古生代ペルム紀〜中生代ジュラ紀に形成され、後期ジュラ紀〜前期白亜紀に付加した石灰岩が観察できる。

最後に石灰岩が観察できる露頭にも寄り道。

落石防止用のネットがかけられているが、石灰岩が道路脇に現れている。

急カーブの続く山道にあり、あまり見かけない標識が...運転には十分気をつけて!

露頭とは反対側には綺麗な夕日を望むことができた