由布岳
■巡検概要■ 5月20日 由布岳 5月21日 八丁原地熱発電所,黒ヶ浜
由布岳
- 由布岳は大分県東部に位置する標高1583mの火山である。この由布岳は、九州北部・中部を東西に横断している別府―島原地溝帯を構成する火山の一つで、この地溝帯はほかに九重火山、阿蘇火山、雲仙岳などの火山群によって構成されている。
遅刻者もなく天候は良好,朝7時30分に大学を出発し,途中下松SA,壇ノ浦PA,由布岳PAでの休憩を挟み,5時間弱で由布岳に到着。途中,壇ノ浦PAにて関門橋をバックに写真撮影。
由布岳に近づいていくと雄大な景色が広がってきた。Windowsのデスクトップのような景色だった。
予定通り12時30分過ぎに由布岳登山口から登山を開始。今回は,正面登山コースを登った。
登山開始直後はこんな感じ。開けた緩やかな坂を山頂に思いを寄せて登っていく。
しばらく進むと木々が生い茂る森の中へ,木陰が涼しい。
それぞれのペースで登山を進めながら,視界が開けたところでしばし休憩。木々のおかげで見えていなかったが,いつの間にかこんなに高く登っていたようだ。心なしか空に出ていた美しい巻雲が近くなったように感じる。
歩みを進めるにつれ,緩やかな坂から砂利道,ひいてはこんな岩場になってきた。
さあもうすぐ山頂だ!!と思った矢先こんな鎖場に・・・
山頂到着!昨年の方がきつかったという声が多かった。皆さんまだまだ元気!!
今年も山頂でコーヒーのひととき。水2Lを持って登ってくれた人に感謝しつつ,いただきます。
黄昏れているお二方。何を見ているのでしょうか…
高所恐怖症で鎖場を断念した人もいたので,鎖場手前の分岐点で本当の集合写真。
下山中野生のシカが視界に入ってきた!
午後6時前,無事全員下山。先頭グループは往復4時間半弱と元気さを発揮した。
御宿みやこ(宿舎)
到着早々ドクターフィッシュがお出迎え。足の角質をしっかり取ってもらった。
登山の疲れを癒してくれる温泉,さらに豪華な四季折々の御膳料理!!料理は山の幸、川の幸をふんだんに活かした自慢の料理,四季折々の故郷の味を堪能。
八丁原地熱発電所
- 八丁原発電所は、高原と温泉の町・九重町に位置するわが国最大の地熱発電所。九州電力の2番目の地熱発電所として昭和52年に運転を開始した。
二日目も天候は良好!予定通り巡検を進め,30分ほどで八丁原地熱発電所へ到着。
蒸気とミヤマキリシマが青空と山の緑によく映える。
到着して1時間ほどの地熱発電所ツアーに参加。二層流体輸送管のパイプにこびりついた硫化物の塊。実際のパイプは定期的に洗浄しているのでここまでつくことはないとのこと。
右が温水を冷却して復水器に送る冷却炉。左が熱水を蒸気に変えるフラッシャー。
冷却器の冷却中の水。光の屈折現象がみえる。
ついつい手を伸ばしてしまう。冷却器内は減圧されるため冷却水が内側に向かってる。
蒸気タービンも見学。
黒ヶ浜
- 黒ヶ浜にて昼食を食べる。黒ヶ浜は、大分県大分市佐賀関の佐賀関半島先端の関崎にある海岸である。日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている。
黒ヶ浜に向かう途中にある九重夢大橋へちょっと寄り道。日本一高いつり橋とのこと。
こういうのは大人になるにつれて怖くなりますよね。
橋の上からは滝が見える。振動の滝。汚れた心を洗ってくるか。
寄り道も終えてようやく到着。その名の通り,Black beach!
大ダコから御真剣を受け取って息絶えた姉妹の伝説が残る岩。
海岸線には某人いわく「新鮮な」蛇紋岩の露頭があった。
花”蝶”風月。鮮やかなり。
昨日の鎖場に比べれば,とみんな意気込んで天然のロッククライミング。
帰路の途中,大分市内府内大橋にて撮影した鶴見岳と由布岳。写真中央部に注目してください。二つの山のシルエットが重なって濃くなっているように見えませんか。透けてる、透けてる〜〜。
二日間の巡検,大きな怪我もなく無事終えることができた良い巡検となりました。