世羅台地
世羅台地の玄武岩ドーム
広島県の中東部に位置する世羅台地は,標高が400m前後のゆるやかな高地であり,日本海へ流れる江の川と瀬戸内海側へ流れる芦田川の源流でかつ中国山地の分水嶺となっている。
世羅台地上には,いくつもの玄武岩ドームを観察することができ○○明神と名前がついていることが多い。写真にあるのは黒川明神山。
さらに北にある津田明神山のふもとには,このようなドーム型の山が形成された理由について地質断面図とともに説明がある。
説明書きにあるように津田明神山のふもとは備北層群と呼ばれる砂岩を主体とする堆積岩からなり,中腹から上に玄武岩が乗った形になっている。説明板から横に移動すると備北層群を観察することができる。
中腹の玄武岩の領域に入ったとたん,露頭や転石が見つからなくなる(横一列で山を登って,転石を探している所)。
頑張って玄武岩を探したが,崩壊跡地で強風化した玄武岩様のものが見つかっただけだった。