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20220924

三倉岳

■巡検スケジュール■
9/24 広島大学(7:00)→ゆめランド布野(8:50)→三瓶東の原リフト乗り場(10:30)→大平山展望台(11:00)→室の内池(11:30)
→男三瓶山頂上(13:00)→北の原駐車場(14:50)→三瓶三瓶小豆原埋没林公園(15:30)→広島大学(19:00)

今回は生物研究室との合同だけでなく,様々な研究室や学年からご参加頂きました。

東の原から室の内を経て,男三瓶山頂上までの動画はこちら

 三瓶東の原リフト乗り場

登りだけリフトを使い,下りは徒歩で北の原へ降りる予定。

リフト(約820m)を降りると,大平山展望台(約852m)までは徒歩でちょっとの距離。ここから主峰の男三瓶(1126m)をはじめ、子三瓶(961m)、女三瓶(957m)、孫三瓶(903m)などを見渡せる。

三瓶火山の活動は約10万年前に始まり、少なくとも7回の活動期があったと考えられ、約4万年前の活動期には、多量の軽石をともなう噴火によりカルデラが形成。カルデラは直径約5kmで、現山体はその内部の中央火口丘群に相当します。(https://www.geo.shimane-u.ac.jp/geopark/sambekazan.html)

とあるので,大平山展望台から見えるこの凹みは,三瓶山の最後の噴火活動の噴火口であって,カルデラとは少し違うみたい。

せっかくリフトで登った大平山展望台から,室の内池の方へ鬱蒼とした森林の中を下っていく。

室の内池は標高約673mの火口湖で,近くには鳥地獄と呼ばれる二酸化炭素が噴出する噴気孔もあります。

鳥地獄の孫三瓶を挟んだ裏側にはさんべ温泉が湧いているので,今でも火山としての活動が行われているということ。

室の内池の横を突っ切って,男三瓶と子三瓶の間のコル(約850m)へと登り,そこから男三瓶山を目指す。

見えているのは子三瓶(手前)と孫三瓶(奥)。

急登をぐぐっと登り標高1,100m付近までくると頂上付近は開けていきなり見晴らしが良くなります。

男三瓶山に無事登頂。ここで少し遅めのお昼を頂きました。

頂上はちょうど積雲の雲底くらいの高さで,雲が切れると日本海側に出雲や日御碕を望むことができました。

登りに比べると,下りはあっという間。

ちょとお高めですが,三瓶バーガーは登山で疲れた体におすすめです。

最後に,小豆原埋没林公園で,火山活動や防災について学習しました。

小豆原の埋没林は,約4000年前に,火砕流として流れ下った火山灰や火山岩などにより,当時の大木がそのまま埋没して埋没林となったもの。