厳島(宮島)の花崗岩調査
ふもと
日本三景の一つに数えられている安芸の宮島。時間帯によっては大鳥居は水没していたり,歩いてたどり着けたりする。
比較的潮がひいている時。
観光客も多いが,鹿もそこら辺に普通に歩いている。
大聖院コース
白糸の滝周辺の花崗岩類を見学するために大聖院コースを登る。
ここらは平成17年9月に白糸川上流で発生した土石流によって被害を受けた区域。おもかげもないほどきれいに整備されている。
白糸の滝。花崗岩のコアストーンからまさ土へと漸移しているところを観察できる。
コアストーンからの距離に応じて順次まさ土へと風化するのではなく,交互に縞状を呈する。
白糸の滝から登山道を上りきると,見晴らしのよい東屋にたどり着く。
途中,コアストーンが渓床と側壁にむき出しになっている場所がある。
土石流が発生した現場の直下には,立派な砂防堰堤がつくられていた。
堰堤の直上には,新鮮な花崗岩からまさ土へと変化している箇所を観察できる。
土石流の源頭部は,いまでも崩壊地形を残している。
登山道を登りきり,展望台へと向かう道にはさまざまな残され岩が観察できる。
求聞持堂のところは広くなっている。
ここからちょっと登った弥山の頂上に展望台があり,奇岩が露出している。
お昼ご飯は,宮島口で購入しておいたあなご飯。