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20161203

斎島

広島で見られる数少ない領家帯の花崗岩の採取のため呉市斎島に向かいました。本巡検は呉・賀茂地域のおもな地質教材 - 広島県立教育センターの��領家帯の変成岩と花崗岩−呉市豊浜町斎島(http://www.hiroshima-c.ed.jp/web/chi/11_ituki.pdf)を参考に行った。

 斎島

午前9時に大学を出発し呉市の豊島港を目指す。午前10時15分頃豊島港に到着、チケットを買おうとするがまだ販売所は無人で豊島の露頭を探すためぶらぶらと時間を潰す。

午前10時55分に豊島港を出発し斎島を目指す。豊島港から1日5便のフェリーが出ており、約17分で斎島港に到着する。斎島は釣りのスポットらしく釣り人が、斎島の情報をたくさん教えてくださった。

フェリーを下りるとすぐに粗粒斑状花崗岩の露頭がある。風化が進んでいるが、大きなカリ長石の斑晶が見られた。またアプライトも貫入しており場所によっては泥質片麻岩が取り込まれている部分もあった。

はじめに島の東側を目指す。砂浜を進むと泥質片麻岩が見られるはずであったが満潮近かったためはっきりした露頭まではたどり着けなかった…

この先に・・・あるはずなんだ…

諦めて斎島港に戻り、島の北西にある細粒花崗岩と中粒花崗閃緑岩の露頭を目指す。が、これも満潮のためかなり険しい道程だ…

なんとかたどり着いた先に見られた中粒花崗閃緑岩。片麻上構造が見られるためおそらく古期領家花崗岩であろう。細粒花崗岩まではたどり着けず、古期領家花崗岩を採取し、岩とともに険しい道程を戻る。

港まで戻り、島の西側の海岸を目指す。到着したのは12時、満潮の時間のため昼食をとることに。近くに玉ねぎ状風化が見られた。

複合岩脈(コンポジットダイク)を目指し海岸を進む。が、これまた満潮のため寸前で断念…

今日はかなり条件が悪いな…

海岸をやや南下すると泥質片麻岩の露頭を観察することができた。

海岸は歩けなかったため山中をなんとか切り開こうとするが力及ばず。断念し昼食を食べた海岸に戻る。

と、明らかに波打ち際の位置に変化が。これはもしかすると複合岩脈まで行けるのでは??と期待を胸に複合岩脈を目指すとなんとかたどり着ける潮位に。ここでは花崗閃緑岩とヒン岩、花崗斑岩の複合岩脈が見られる。

なんとか露頭の観察ができたので一度港まで戻り、島の南側を目指す。島の南側では粗粒花崗岩が観察できた。おそらく新期領家花崗岩であろう。

ペグマタイトの岩脈も見られた。巨大な石英とカリ長石の塊だ…

島の南西部分には輝緑岩も見られた。

島の南側の新期領家花崗岩を採取し、帰りのフェリーの時間に。

釣り人の釣果を確認できなかったことは残念だったが、資料の自転車の謎も解決し満足して斎島をあとにする。巡検の日程上、満潮の時間と重なってしまい島の周囲を歩いて周ることができなかった。機会があれば干潮に合わせて巡検を組みたい。

巡検の帰路、上蒲刈島では花崗岩らしい風景が見られた。

良い巡検でした!!!