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220130723

角島(山口県)

新生代の化石を求めて角島巡検。美祢ICを降りて、国道435号で特牛を目指す。

風が強くて波が高かったけれど、とりあえず角島大橋で記念撮影。

角島大橋を通過中に、左側に立派な柱状節理が見られるが、車を止めることもできず、島にも容易には渡れそうにない。

角島は、基本的に新生代中新世の海成層が分布しているが、標高の高い所には火山岩(中新世のアルカリ玄武岩)が分布しており、その火山岩の分布する標高が北側に向けて低くなる。北西に突き出している半島は、海岸沿いには柱状節理が発達した露頭が見られる。おそらくは角島大橋の途中にある島と同じ火山岩。

その南側には中新世の海成層が海岸沿いに露出している。逆に言うと角島の海岸はほとんど護岸されているため、実際露頭を観察できるのはここだけと言っても過言ではない。

その露頭では残念ながら化石を見つけることはできなかったが、強く褶曲した露頭を観察することができた。なんとなくスランプっぽいし、岩相からしてちょっと深い環境の堆積物なのかもしれないね。