結晶系
結晶系とは、鉱物を形づくる分子の並びを、並び方の違いによって分類したもの。
結晶系が同じなら、成分が異なる違う鉱物でも基本的に同じ形になる。
結晶系の分類で重要なのは、分子同士の相対的な位置関係を示す仮想的な軸(結晶軸)で、
その本数と長さ、それぞれの交わる角度で分類され、それぞれ対称性が異なる。
結晶系は、主に以下の6つに分類される。
鉱物が成長するに誰にも邪魔されず、すべての方向に綺麗に成長した場合、結晶系に準じた形態を持つ。
実際には様々な環境の影響を受け、細長くなったり角がとれたりと、色々な形の結晶が形成される。