!!!神戸・淡路島・引田(兵庫・香川) 今年の卒業修了巡検は、白亜-第四系を観察しに淡路島へ。 ■巡検スケジュール■ 2/16 広島大学(8:15)→小谷SA(8:35)→吉備SA(10:00)→しあわせの村(11:45)→野島断層保存館(15:15)→伊弉諾神宮(17:00) 2/17 伝説の不整合露頭(9:30)→デュープレックス構造(10:30)→道の駅くるくるなると(12:10)→引田(14:40)→津田の松原SA(17:10)→広島大学(20:00) //画像サイズは幅640pxでお願いします。 !!1日目 !小谷SA 大学を出発してまだ数km,時間にして20分も経ってないのに,小谷SAで休憩しつつ食料を調達。 {{ref_image PXL_20250216_0838.jpg}} !神戸層群 神戸市のしあわせの村では、神戸層群白川累層の礫岩・砂岩・凝灰岩の露頭を観察。 {{ref_image 神戸層群礫岩.jpg}} 礫支持の厚い礫岩層。上方に向かって徐々に基質支持となり、その層厚は少なくとも3-4mはある。 {{ref_image 凝灰岩層.jpg}} 礫岩砂岩層の上位には、これまた厚く凝灰岩が堆積している。 {{ref_image ひさもり.JPG}} ちなみに今回は堆積系を専門とする地研OBのH森氏にご案内いただいた。 {{ref_image 化石ホリダー.jpg}} ここの凝灰岩層からは多くの植物化石が取れる聞き、俄然やる気がでるのは男の子らしい。 {{ref_image 葉っぱの化石.jpg}} 綺麗な葉の化石を採集することができました。 !野島断層保存館 淡路島に移動し,野島断層保存館へ。 {{ref_image 2本の断層.JPG}} 地表に現れている2本の断層崖。これらは地下で1つにつながっていると考えられている。 {{ref_image 横ずれ断層.JPG}} 逆断層として有名な野島断層ですが,実は1mほど右横ずれの変位がある。 {{ref_image プルアパート.JPG}} 横ずれによって生じたプルアパート構造。 {{ref_image はぎとり標本.JPG}} 各自の研究分野につながる展示が多く,かなりじっくり見学しました。 !淡路國一宮 伊弉諾神宮 {{ref_image いざなみ.jpg}} 『古事記』『日本書紀』の冒頭に登場する日本を創造した神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が起こしたとされる日本最古の神社。 {{ref_image 国生み.JPG}} イザナギ・イザナミの二柱により最初につくられた島とされる淡路島。 {{ref_image ばちあたり.JPG}} 普段から「地球」と対話する地学研究室の学生は,国生みの神をも畏れないつわもの共。 !!2日目 朝から頑張って登った洲本城址は,石垣の修復工事中だった。 模擬天守としては日本最古の,展望台に特化した建物だそうです。 {{ref_image PXL_20250217_0819.jpg}} 石垣の算木積みの所に和泉層群のものと思われる礫岩が使われているのは地域性なのか。 {{ref_image PXL_20250217_0800.jpg}} !伝説の不整合露頭(和泉層群/大阪層群) 和泉層群は白亜紀末に中央構造線の横ずれによって生じたプルアパート海盆の堆積層。 淡路島南端では第四系の大阪層群と不整合に接する露頭が観察できる。 {{ref_image 和泉層群.jpg}} 阿万海岸から海沿いを南へ1kmほど行ったところで和泉層群の砂泥互層を発見。 この露頭の右側に回り込むと,伝説の不整合露頭です。 {{ref_image 不整合.JPG}} 南へ40°ほど傾斜した和泉層群を,握りこぶしほどの礫がゴロゴロ入った大阪層群がほぼ水平に覆う傾斜不整合。 {{ref_image 大阪層群.jpg}} さらに南に50mほどいくと,下位の和泉層群はなくなり大阪層群の厚い礫岩層がみられる。 ここの大阪層群は南に30°ほど傾斜しており,インブリケーションもみられる。不整合露頭との間に断層でもあるのだろう。 !和泉層群中のデュープレックス構造 淡路島阿那賀の和泉層群中では,砂泥互層中のデュープレックス構造が観察できる。 {{ref_image 強風.JPG}} 朝から強風のため,海が荒れている。 {{ref_image 荒波.JPG}} さすがの荒波に,いつも海に飛び込む面々も危険を感じる。 {{ref_image 東映.JPG}} 東映映画のOPみたい。 {{ref_image 砂泥互層.JPG}} そうこうしているうちに砂泥互層の千畳敷みたいなところに。 {{ref_image 探索.JPG}} デュープレックス構造がみられる正確な場所がわからないので,血眼になって探します。 {{ref_image デュープレックス.JPG}} それらしいものを発見。しかし最も有名なものは,もう少し行ったところにあったみたい。 {{ref_image 化石.JPG}} 貝?の化石も発見。 !道の駅くるくるなると {{ref_image PXL_20250217_1212.jpg}} {{ref_image 海鮮丼.jpg}} 6000円の海鮮絶景丼。かなり注目を集めていて見てるこっちが恥ずかしくなってくる。 !引田(和泉層群の基底層見学) 東かがわ市引田では,和泉層群北縁相と領家帯花崗岩類の境界が観察できる。 {{ref_image 入り口.JPG}} 海岸に面した露頭までは,引田城跡への登山道を経由していく。登山道入口は花崗岩。 {{ref_image 案内板.JPG}} 灯台のあたりまで登山道を使用し,そこから斜面を降りていく。 {{ref_image 石垣.JPG}} 引田城の石垣は和泉層群の砂礫岩が使われている。 {{ref_image 灯台.JPG}} 灯台の足元から斜面を下っていきます。 {{ref_image 黄色ロープ.JPG}} 黄色いロープが目印ですが,かなり傾斜がありますので気を付けて。 {{ref_image 絶壁.JPG}} 海岸線に出たら花崗岩の絶壁に沿って南下します。 {{ref_image 引田境界.JPG}} 花崗岩の上に黒っぽい和泉層群がのっかっています。 {{ref_image アルコース.JPG}} 境界周辺はアルコース質砂岩になっており,和泉層群中にアルコース質砂岩が偽礫のように含まれている。 {{ref_image 傾斜不整合.JPG}} 和泉層群は上方に向かって砂岩層が薄くなるサイクルが繰り返されている。 !津田の松原SA サービスエリアのうどんが途中で売り切れるという珍事態発生! おでんとコロッケだけが乗ったお皿を前に,豪快にうどんを食べる隣人を羨ましそうに見つめる。 {{ref_image PXL_20250217_1725.jpg}}